全国それぞれの地方自治体では、がん検診やその他の検診の案内を住民に対して個別に、または市報などの広報誌を通じて行っており、地方自治体の設置する保健センターや、そこから委託を受けた医療機関などで受診することができるようになっています。このようながん検診は、基本的には症状がない人のための検査であって、すでに何らかの症状が自覚されている場合には、それぞれの症状にあわせた適切な治療が必要なことから、医療機関を直に受診することが必要です。こうしたことを踏まえた上でのがん検診ですが、対象となるがんの種類によって、事前の準備が必要な場合とそうでない場合の2つのパターンがあります。例えば、胃がんの検診についていえば、胃部エックス線検査の当日は、検査が終了するまでは食べ物を食べないようにしなければなりません。

これは、胃の中に食べ物が入ってしまうと、正確に画像を判読することができなくなってしまうためです。また、肺がん検診の際の喀痰検査については、事前に3日分の痰の採取が必要となり、検査当日に持参することとなります。大腸がん検診の便潜血検査についても、同様のこととして、事前に2日ほど便の採取を行い、当日に持参する必要が出てきます。肺がんのための胸部エックス線検査、乳がんのためのマンモグラフィー検査、子宮がんのための細胞検査などについては、原則として事前の準備は不要ですが、子宮がんに関しては、生理中の場合には検査が行えないこともあります。

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