歳を取るにつれて何らかの異常を認めるようになります。また自覚症状がない病変ほど、自覚症状を認めるようになると治療の範囲が大きくなってしまい、予後の関係も悪くなってしまいます。そのような病変をなるべく早く見つけることが目的になっているのが人間ドックです。この人間ドックは、健康診断のように簡単な検査でおおまかに悪いところを見つけるといったものではなく、より精密な機器を使用して、異変を発見するためのものです。
もちろん早期にみつけるためにも役立ちます。また気になる臓器を徹底的に調べることも可能です。年齢によって健康を維持するために精密な検査をした方が良いとされる臓器もありますので、人間ドックで診てもらうのも良いでしょう。レントゲンで見つからなかったものが、CT検査で発見できたというのはよくあります。
よって健康診断で見つからなった異変が人間ドックで発見できることも多く、そしてその逆もあります。よって検査というのは組み合わせによって異変を見つけることができます。そして臓器によって検査方法も変わってきます。50代を過ぎたあたりからは脳、心臓、消化器系の検査を重要視してほしいと人間ドックのコースをすすめる病院もあります。
また家系ががん家系であった場合、気になる臓器もあるでしょう。事前に打ち合わせがありますので、そのようなコースがあるのか聞いてみるのも良いです。自分により有効的な検査ができるようにしましょう。