喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉もあるように、人間ドックで要経過観察と言われても一年も経つと「多分大丈夫だろう」という気持ちになってしまいがちです。本当に具合が悪いなどの症状が出ればすぐにでも病院に行くかもしれませんが、たいていは忙しさにかまけて、再検査の事は忘れてしまうものです。もちろんそのような人ばかりではなく、一年間ずっと心配で再検査の日を意識して待っていたという場合もあるでしょう。しかし、特別な症状がないと人間ドックの再検査は面倒ということでサボってしまうケースもあります。
自覚症状がなくても、人間ドックで再検査や要経過観察と言われたら次の年には受検するようにしましょう。確かにお金は自己負担ですし、時間も自分で取らなければいけないので面倒ではあります。しかし、もしかすると再検査を受けかなったことで後で後悔するような結果が出てくるかもしれません。病気で最も辛いのは「あの時ああしていれば」という後悔です。
特にがんのような早期発見・治療が有効な病気は、あの時に戻りたいと思うことも少なくありません。症状がなくても、次に指定された検査をしっかりと受けることが大切です。再検査では、病気の有無を調べ、病気が進行していないか、将来病気に繋がるリスクがないかなどを調べる事が出来ます。また、すでに発症してしまっている場合には早めに治療につなげることが出来ます。
数日だけの面倒を感じてでも、再検査には行くようにしましょう。