会社勤めのサラリーマンであれば、年に1回の定期検診を受ける必要があります。これは労働安全衛生法で定めらている義務なので、必ず年に1回は受診しなければなりません。一方で、人間ドックは法律で受診を定められているわけではないので、健康保険が適用されず、自由診療となります。そのため、費用が高額になり、受診者の負担は大きくなっています。

しかし、それでも人間ドックを受けるメリットはやはり定期検診よりも検査項目が多いので、生活習慣病やがんのリスクを発見しやすいというところにあります。検査費用は医療機関によってさまざまですが、一般的には日帰りコースの人間ドックで4万円台~、宿泊のコースでは6万円台~というのが相場です。脳卒中や心筋梗塞、がんなどに罹患するリスクが高いと思われる人は、オプションで自分の不安な部分をさらに詳しく検査してもらうこともできます。人間ドックを受診するタイミングは、生活習慣病やがんの発生リスクが高まる40歳からとよく言われています。

しかし、家族が生活習慣病やがんにかかったことがある場合や自分で気になる症状がある場合は、定期検診ではなく、20代からでも年に1回の受診をしていくことで、病気の早期発見につながります。高額な受診費用に関しては、人間ドックの受診にかかる費用への補助金制度を設けている健康組合や国民健康保険が多いので、一度自分が加入している組合の補助金制度を調べてみるのもいいですね。

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