病気は早期発見と良く耳にしますが、実際には多くの人が「自分は大丈夫」との無意識の思いこみにより受診が遅れることがほとんどです。自覚症状が出る前に病気を見つけだすためにも、定期的な健康診断や人間ドックへの受診が必要となります。人間ドックの目的は2つあり、1つは病気の早期発見と早期治療の開始にあります。自覚症状のない初期の段階で発見するために、受診者の年齢によって発症率の高い疾病に対しては特に気をつけて検診をする必要があります。

もう一つの目的が新しい病気の発症を予防することになります。検診によりガンなどの疾病に対するリスクの算出などを行うことで、疾病予防を心がけるきっかけになります。また、一般的な人間ドックの他にも、がんの早期発見を目的としたがんドックなどの特定の検診も受診者が年々増加しています。検査自体は簡単な血液検査からCTスキャンなどの最新機器を使用したものまで様々な方法があります。

身近な方でがんの病歴があったり、一度がんリスクについて注意を受けたことのある方は、定期的ながんドックの受診もおすすめします。また、人間ドックと通じて生活習慣病等の保健指導による改善や、若さを保つアンチエイジング、禁煙外来といった、健康で若々しい年の重ね方等、ライフスタイルの自己管理が大切な物になります。これからの長い人生の中で、いかに健康で健やかに過ごせるかは定期的な検診によって守ることができるのです。

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