日本国内における日本人の、がんによる死亡数の第一位は、肺がんです。死亡率はダントツではありますが症状がないうちに検診で発見して治療をすれば、80%は治る時代になりました。医療機関において肺がんの検査を受ける人は、年々増加しています。肺がん検診の対象者としては、40歳以上で、1年に1度は受診が望ましい検査です。
主な検診内容としては、医師との問診をして、喀痰細胞診や肺X線検査も行います。喀痰細胞診の対象となるのは一定の条件があります。年齢が50歳以上であること、喫煙指数も関係していて、600以上の人です。40歳以上で半年以内に、血痰を経験した人も対象となります。
肺がん検診の検査結果は、各医療機関で検査をした跡、大体10日から1ヶ月くらいで、文書での通知となるのが一般的です。肺がん検診の流れとしては、まず一次検診での異常なしを確認できれば、ひとまず安心でしょう。しかし健康状態は、永久的とは言えませんから、定期的に検診を受けることが大切になってきます。異常ありで、がんの可能性がある結果が出たら、二次検診の精密検査を受けて、本当にがんかどうかを確かめることになります。
そこで異常なし、良性の病変という結果が出れば、次回の検診までのあいだは、 ひとまず安心になります。もしも がんの確定診断が出たら、医療機関で治療に入ることになります。しかし、肺がんは早い段階であれば、治療によって健康状態も良い方向へ向かわせることができるため、がん検診は受けるようにすることです。